教育

「決められない大人」にならないために。子どもの決断力を育てよう‼︎

私が子どもに身につけてほしい力に『決断力』があります。

『決断力』は、小さい頃から

状況を把握する→考える→選択する

を繰り返すことで身についていくものと考えています。

この力を鍛え育むために、家庭でやっている例をいくつかご紹介したいと思います。

決断力とは

決断力とは、「自分自身で考えて物事を決定する力」です。

「1日」で考えてみた時、決断する場面は多々あります。

・起床時間

・食事のメニュー

・何を着るのか

・帰宅後に何をするのか

・何時に寝るのか

「人生」において考えた時、

・どんな学校に行くのか

・どんな習い事をしたいのか

・誰と・いつ結婚するのか

・どんな職種に就職するのか

と重大な場面が数多く出てきます。

その時その時で、自分が何を選択するのか、そこで決断力が必要となってくるのです。

決断力がなかったらどうなるの?

決断が必要な場面で、決断できない、自分の意見がないなんてことになったら大変です。

決断できないということは、目の前にあるチャンスを逃すことにもつながるからです。

決断できない大人になる原因って何なのでしょうか。

私は、幼い頃に決断の場面が少なかったことが原因だと考えています。

決断する機会が少ないと、

・自分の決断に自信がない

・自分の意見が言えない

・決断するのに必要な情報を集められない

ということになりかねません。

決断するまでの思考力がないため、決断できないのです。

また、重大な決断を迫られる場面では、その重大さに尻込みして腹をくくれないなんてことも。

親がずっと後からついてきて、目の前の障壁を取り除いてくれるなんて不可能ですし、自分の気持ちをすべて汲みとって決断してくれるなんて不可能です。

それに、誰かが決めたことに従って行動しても、その責任は自分でとらないといけません。

重大な決断を他人に任せていいのでしょうか。

親がいいと言ったからこの人と結婚した、親がこの会社がいいと言ったからここに入社した、誰かが言ったから、誰がやっているから・・・

そこに自分の意思はあるのでしょうか?

自分で決断することで、その行動に責任が伴い、そうなるからこそ自分がどう行動しなければならないかも考えるようになります。

要するに考える力も身につける必要が出てきます。

決断力を鍛える方法

では、その決断力を鍛えるために、親ができることって何なのでしょう?

幼い頃は、物事の判断がつかないので親が決めたり、提案する場面も多いでしょう。

しかし、幼い頃でも、『決断』の場面は意外と多くあります。

例えば、

・朝ご飯はパンにするか、ご飯にするか

・どのドーナツを食べたいのか

・どの本を読みたいのか

そのようなことを選ばせるのも『決断する』ことにあたるのです。

①洋服選び

1)幼稚園くらいの年齢までの例

日々の洋服選びも、手軽にそして毎日できる決断力を鍛える方法です。

3.4歳の頃は、

「どの洋服にする?」

と漠然と聞かれても、なかなか決めることができません。

そこで役に立つのが、二者択一方式です。

「くまちゃんのついた洋服とうさぎちゃんのついた洋服どちらがいい?」

という風に、選択肢を提示した聞き方に変えてみます。

そうすることで、幼い子どもでも選びやすくなります。

2)小学生になったら

大きくなるにつれて、選択肢を与えない方法で選ばせます。

小学生にもなれば、自分の意思もはっきりしてきますし、その日着たい洋服・着た方がいい洋服を選べるようになってきます。

お気に入りの洋服はもちろんありますが、季節や気候に合わせて選んでいかなければなりません。

季節の境目は特に、長袖にするか、半袖にするか、羽織がいるか悩むところではあります。

雨が降るとなると、更に考えることは多くなります。

例えば、娘の場合ですが、小学校に登校する際に自分で選んだ洋服を着ることで、

「今日はこの洋服では寒かった」

そんな意見が出てきました。

すると今度は、

「今日の気温は何度?」

「今日は雨ふる?」

と聞くようになりました。

それから、

「外に出てどんな暑さ(寒さ)か確かめてくる」

「(朝のニュースを見て)今日は雨降るみたいだね。寒くないようにしないと」

と、人に聞かず自分で調べ、考えるようになりました。

そして、自分で調べ、選んだ結果、

「朝は寒かったけど、お日様が出てきてだんだん暑くなっちゃった」

「お外は暑かったけど、教室は寒くて」

「今日はみんな羽織を持ってきていた。明日は自分も持っていこう」

と、そのことに対して、感想や対策が出てくるのです。

ただ、子どもの選択が明らかに間違っていた場合、その理由を説明し、提案するようにしています。

例えば、

「今日は遠足だから、もう少し動きやすい洋服の方がいいんじゃない?」

「その洋服だと、引っかかってこけたりしないかな?」

そんな風に、理由やそのほかの情報を伝えるようにしています。

②やりたいことを時間内にやる

1日の生活に置き換えてもそうです。

ある日、娘が、

「やりたいことはたくさんあるのに、もう夜になってしまった。」

そんなことを言っていました。

そこで、

「どうすればいいかな?」と問いかけた結果、

「時計を見ても時間がわからないんだよね。だから、いつまでにやればいいのかわからなくて」「時計の読み方教えて。」

と、自分から言ってきました。

それから、時計の読み方を練習し、時間を見ながら自分で生活を組み立てるようになりました。

そして、

「もっと早起きすれば、時間はたくさんあるね。」

という、決断に行き着きました。

そして現在は、自分で起きる時間を決め、寝る前に目覚ましをかけ早起きすることを頑張っています。

このケースでは、

「時間があっという間に過ぎてしまう」ことに対して、考えた結果、

①時計が読めない自分に気づく→②時計が読めるようになりたい→③時間に合わせて動く→④早起きすれば自由な時間が増える

と行き着いたわけです。

その、「早起きする」ことに対しても、親に起こされるのを待つのではなく、「目覚まし時計を使って、自分で起きる時間を決めて起きる」と決めたわけです。

朝はどうしても多少なりとも眠たいようですが、親に「朝よ、早く起きなさい」と言って起こされるのとは違い、「たくさん色々なことをしたいから早起きすると決めた」ので、すっと起きられるようです。

決断力を鍛える過程で、考える力も身につく

次は、夕食のメニューを選ばせる場合です。

娘は「今日の夕飯はカレーが食べたい」と思っているとします。

しかし、決断力がないと、

「何が食べたいかわからない」

「私はカレーが食べたいけど、他の人はどうなんだろう。カレーって言っても大丈夫かな」

という風に、自分の意見に自信が持てなくなってしまします。

更に、その「カレーが食べたい」という意見に対して、周りの人は「ハンバーグが食べたい」と言ったとします。

そうすれば、また、その状況をみて判断すればいいのです。

それでも自分の意見を何がなんでも通すのか、ゆずるべきなのか、別の選択があるのか。

そうやって状況を把握し、考え、どう判断するのか、それを繰り返すうちに、決断力は身についていくと考えています。

そうして自分で考えた結果の決断なので、その決断にも自信がありますし、もし失敗しても責任を取ることもできます。

このように、決断力を鍛えることは、思考力を鍛えることにつながると思います。

そして、自分の行動に責任が出てきますし、自分の意思もしっかり持てるようになってくると感じています。

まとめ

いくつになっても、時折大きな決断を迫られる場面に遭遇します。

そこ時、子どもがきちんと考え決断できるように、子どもの『決断する』機会を奪わないようにサポートすることが大切ですね。